さにー
ブログの内容を考えるよりも
ブログの「マクラ」を考えることに筆が止まるさにーです
さて今日は、「【FPが教えます!】ちょっと待った!含み損を出した積立NISAを解約しようとしている人達へ」
というテーマでお伝えします。
さにーですが、FPで現役金融マンで投資家でブロガーで2児の父です。
金融マン生活12年、FP1級を保有するお金のプロです。
プロフィール2022年に入りかなり相場が下がっていますね。
米国株、日本株、仮想通貨まで。
投資に慣れている人達はこのタイミングが買い時だ!と考え、追加購入している方も多いようです。
一方で投資初心者の方は、こんな時どうしていいか分りませんよね?
特に投資初心者の方に多い、積立NISAやイデコから始めた方。
相場がどうなるか分らないし、今のうちに解約した方がいいのかな?
悩めるたいよう
さにー
相場下落時に本当に積立NISAを解約するべきか。
もう一度積立NISAの特徴を思い出して、対応方法を考えてみましょう。
目次(クリックすると自動で飛びます)
相場下落時に積立NISAは解約すべき?
誰でも資産を増やす方法。
それは長期・積立・分散投資です
時間をかけて、毎月決まったお金を、リスクを分散して投資する。
投資と言ったら、パソコンの画面に張り付いてよくわからないグラフとにらめっこしながら売った買ったを繰り返す。
これは機関投資家やプロの方ですね。
我々が仕事をしながらこれを実践するのは無理です。
初心者向けの投資の王道は長期・積立・分散投資です。
資産が増えるペースは遅いですが、確実に資産を増やせます。
そしてこの手法を取り入れているのが、積立NISAです。
長期
過去のデータでは1950年~2017年の間のどこかの期間で15年間投資をした場合
- 最高成績+18.9%
- 最低成績+4.2%
というデータがあります。
つまり15年間運用してマイナスになった人はいなかったというデータです。
もちろんこれからの相場は分かりませんが、長期投資であれば負ける可能性は限りなく低いと言えます。
そして長期投資のメリットとして複利があげられます
複利とは、もらった利子を受け取るのではなく元本に組み入れることで、投資元本が雪だるま式に増えていく。
という手法です。
複利は投資の期間が長ければ長いほど、恩恵を受けることができます。
「FPが教えます!」複利の力検証!積立金額別に4パターンのシミュレーションを作ってみて分ったこと分散
「卵を一つの籠に盛るな」
これは分散投資を説明する際によく使われる言葉です。
落したら全部割れるから・・
1つの資産に集中して投資すると、相場下落時にもろに影響を受ける可能性があります。
分散投資は投資の対象商品を複数組み合わせて、価格変動のリスクを抑えることができます。
国内株式、国内債券、外国株式、外国債券は4大資産と言われ、分散投資の王道の資産ですね。
ただ積立NISAの場合は商品自体で分散が図れている商品も多く、そのような商品を持つことも一つですね。
積立
積立投資は買うタイミングを分散する効果があります。
投資は価格が上がると得、下がると損
という印象がありますが、積立投資の場合は
上がったら得、下がっても特
と言えます。
これは、「ドルコスト平均法」の特徴です。
毎月決まった金額を購入しますが、もちろん買う月によって価格はバラバラです。
価格が安い時はたくさん買えて、反対に高い時は少ししか買えない。
リンゴ1個100円の時は1,000円で10個買えるけど、リンゴ1個200円の時は1,000円で5個しか買えない。
長期投資前提ですが、毎月1,000円分のリンゴを買った方が、毎月10個のリンゴを買う場合よりもトータルではたくさん買うことができます。
また、積立NISAの場合はほっといても毎月決まった金額を購入してくれますので、ほったらかしで投資ができるというメリットもあります。
解約ではなく他の方法を考える
解約1択ではなく、以下の方法も検討してみましょう。
投資信託の銘柄を変更する
もしもアメリカ株しか選択していない、日本株しか選択していない場合、他の資産を検討してみてはいかがですか?
その時もすべて売って新たに購入するでは、長期・積立・分散投資のメリットをすべて手放すことになります。
毎月の積立で10,000円全額株式投資していたものを、株50%:債券50%の比率に変更することをお勧めします。
たださにー考えでは債券比率を増やしてしまうと、今後の上がり相場に乗り遅れる可能性があります。
すでに長期運用と積立で時間の分散投資はできているので、そのまま株1本でいくと思います。
一分売却をする
それでもどうしても解約したいという方。
全部ではなく一部解約も検討してみましょう。
解約するということは今までの長期・積立・分散投資のメリットが享受できなくなるということです。
また、解約した場合使っていた非課税枠は復活しません。
その点も理解して解約しましょう。
積立をストップする
毎月の積立をいったん止めてみるのも一つの手です。
どうしても相場判断が難しい場合は買わないことも選択肢の一つです。
ですが積立を継続することでドルコスト平均法の効果が得られますが、それを手放すことは理解しましょう。
積立NISAを継続するコツ
相場を気にしない
日々の相場が気になってしまう方にお勧めの方法があります。
相場を見ないことです。
何を言ってんだ!
それでもっと下がったらどうするんだ!
と思われる方もいらっしゃると思います。
ですがさにーからすれば、短期目線の相場の動きで一喜一憂する方がナンセンスです。
そもそも積立NISAはほったらかし投資です。
積立してたことを忘れるくらいがちょうどいいんです。
そして数年後に、気づいたらなんか増えてる!
が理想です。
初心者投資家の必勝パターンは
- 長期・積立・分散投資
- ドルコスト平均法と複利の力で資産を増やす
- 15年運用すれば負けない
この全てが積立NISAには備わっているんです。
世界は良い方向に進んでいる
世界中でベストセラーの著書「FUCT FULNESS」や、マイクロソフト創業者のビルゲイツ氏は
世界はより良い方向に向かっていくと発言しています。
世界の人口は「世界人口白書2021」によれば78億7500万人です。
そして2025年には100億人に達するとも言われています。
また、世界全体のGDPは2019年時点で85.9兆ドルと、1960年の60倍の規模に拡大。
そして2025年には250兆ドルになるとも言われています。
IMFは2021年の世界の経済成長率(実質GDP伸び率)を5.9%、2022年の見通しを4.9%と発表しました。
データからも世界は成長していることが読み解けます。
なにより体感として、インフラ、医療、金融、物流と、世の中はどんどん便利になっています。
これは人間が生きるために成長を続けているからであり、人間に生存本能がある限りはこれからも成長を続けていくものと考えるのが自然です。
「初心者むけ」米国株暴落?FPが教える相場下落時にとるべき行動!まとめ
何度も言いますが、積立NISAには投資初心者の必勝パターンが詰まっています。
- 長期・積立・分散投資
- ドルコスト平均法
- 複利
- 15年投資したら負けない
- ほったらかし投資で相場を気にしない
そして途中で解約すると、これらの効果をすべて手放すこととなります。
それでも積立NISA、解約しますか?