【知らないと損!】企業型DCとiDecoの違いって何?マッチング拠出って利用すべきなの?FPが教えます

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さにー
さにー

おはようございます。さにーです!

2月も後半になりましたが、さにーの町では毎日のように雪が降っています。

実はこう見えて寒いのは本当にダメなんです。

暑いのは結構いけるんですけどね。

あ、太陽なので。

さて今日は、「【知らないと損!】企業型DCとiDecoの違いって何?マッチング拠出って利用すべきなの?FPが教えます」

というタイトルでお届けします。

さにーは現役金融マンでFP1級保有者です。

10年後の45歳までにサイドFIREを目指しているので投資もしています。

10年後の資産形成を目指している一方で、老後の為の資産運用もきっちりしています。

むしろFIREを目指し始めたのはこの1年ですので、老後の為の資産運用の方が長く実施しています。

今日はそんな、老後の為の資産運用のお話です。

企業型DCとiDeco(イデコ)の比較

会社の複利厚生をご存知ですか?

皆様はお勤めの会社の福利厚生をご存知ですか?

実はあまり気にしたことないのでは?

さにーもそうです。

自分が関わらないと、中々福利厚生を実感することってないですよね。

でも皆さんの会社にも、退職金規定というものがあるはずです。

難しい話は割愛しますが、皆さんが会社を退職する時に、いくら退職金を払うか。

そしてその退職金は、どこから出すのかを決めている規定です。

退職金の支払い方法にはいくつかありますが、その中の一つが企業型DCです。

企業型確定拠出年金、以前では日本版401Kなんて言われていました。

確定拠出年金、DCと聞いてピンとくる方もいますよね?

そうです!話題のイデコ(iDeco)ですね!

イデコは個人で加入するもので、個人型DCなんて言い方もします。

実は会社によっては、企業でイデコを準備してくれいる会社もあるんですね。

企業型DCとイデコの制度比較

企業型DCとイデコは似たような制度ですが、もちろん違いもたくさんあります。

比較してみました。

項目イデコ企業型DC
加入対象者20歳以上60歳未満の加入資格がある人制度を導入している企業の従業員
掛金本人が負担企業が負担
※規約によりマッチング拠出も可能
掛金額上限加入者の種類による
12,000円~68,000円
規約による
運用商品の選択イデコを利用する金融機関のラインアップの中から選択企業が定めたラインアップの中から選択
口座管理費用本人が負担企業が負担
所得控除全額対象マッチング拠出は全額対象

企業型DCのメリットとデメリット

企業型DCにもイデコにもメリットとデメリットがあります。

企業型DCを中心にメリット3選、デメリット3選を見ていきます。

メリット3選

メリット

1.掛金は企業が拠出してくれる

2.口座管理費用がかからない

3.マッチング拠出は所得控除の対象となる

1.掛金は企業が拠出してくれる

基本的に企業型DCを導入している企業に勤めていれば勝ち組です。

会社が毎月従業員の為に給料に上乗せして掛金を拠出してくれているんですから。

時々、企業型DCで上乗せしてお金くれるなら、給料としてくれ!

なんておっしゃる方もいらっしゃいますが、これはナンセンスです。

給料ではなく企業型DCでお金をもらうメリットは以下の通り。

  • 給料でもらう場合は税金が引かれるが、企業型DCでもらう場合は税金が引かれない
  • 強制的に資産形成ができる
  • 企業型DCの制度がなければもらえていなかったお金

給料としてもらう場合は、社会保険料等の税金が引かれてからの入金になります。

同じ1万円もらうにしても、企業型DCなら1万円もらえますが、給料だと約8千円です!

毎月これだけ引かれて入るわけですから、その差は大きいです。

また、給料でもらったら使いますよね?

それでは将来の資産形成になりません。

企業型DCでは長期・積立・分散投資で、強制的に資産形成ができます。

そもそも、制度がなければもらえていないお金ですので、給料としてくれ!という意見はナンセンスです。

2.口座管理費用がかからない

イデコや企業型DCは口座の運営・運用に手数料がかかります。

1.加入時・移管時手数料 約2,800円/回

2.口座管理手数料 約2,000円~4,000円/年

3.給付事務手数料 440円/回

4.還付事務手数料 440円~1,048円/回

5.信託報酬 商品毎で違う/年

このうち企業型DCでは、2の口座管理手数料が企業負担となります。

2と5については継続的に発生する費用です。

その他は一時的に発生する費用です。

投資効率を高めようと思ったら、少しでも無駄な費用は払いたくありません。

企業が費用負担してくれたらありがたいですね。

3.マッチング拠出は所得控除の対象となる

イデコは1年間に拠出した金額が全額所得控除の対象になり、年末調整すれば税金が戻ってきます。

企業型DCの場合は、企業が拠出した金額に関しては所得控除の対象外です。

しかし、マッチング拠出に関してはイデコと同じく所得控除の対象になります。

マッチング拠出

会社が拠出する掛金に加えて、加入者本人が掛け金を上乗せして拠出できる仕組み。

要件1:会社の掛金を上限に、好きな金額を上乗せできる。

要件2:会社掛金+マッチング拠出の金額は会社が導入している他の年金制度の有無によって限度額が変わる。

例えば会社が毎月1万円拠出してくれているとします。

その場合マッチング拠出の金額は1,000円~10,000円まで自由に拠出することができます。

※マッチング拠出の金額上限については後程詳しく解説しています。

もちろん、マッチング拠出をしないという選択肢もあります。

しかしできる限りマッチング拠出はすべきでしょう。

企業型DCやイデコは

  1. 長期・積立・分散投資ができる
  2. 非課税
  3. 複利
  4. 掛金は所得控除の対象になる

というメリットがあり、資産形成での勝ちパターンです。

同じ資産運用をするにも、企業型DCやイデコで運用した方が、勝つ可能性が高いですし効率よく資産を増やせます。

マッチング拠出をしないということは、④の所得控除の権利を放棄していることになります。

是非検討してみてください。

ここで注意ですが、会社によってはマッチング拠出ができない場合もあります。

これは、規約でマッチング拠出をできるように定めていないからです。

確認してみてください。

デメリット3選

デメリット

1.商品は企業が定めたラインアップの中から選ぶ。

2.規約によってはイデコより拠出金額が少なくなる。

3.会社を辞めた時は次の会社への移管手続きやイデコへのシフトが必要になる。

1.商品は企業が定めたラインアップの中から選ぶ

イデコは登録した金融機関の商品ラインナップから購入することが可能です。

なのでお目当ての商品がある場合は、その商品を取り扱っている金融機関でイデコを申込む必要があります。

例えば、eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)を買いたい!と思ったら、SBI証券、松井証券、マネックス証券でイデコを申込む必要があります。

イデコは一人につき一つの金融機関でしか申込めません。

個人的な感想ですが、イデコの人気商品をある程度網羅しているのはSBI証券かなと思います。

もちろん他の金融機関でも同じような運用手法の商品はたくさんあります。

どうしても楽天証券がいい!

店舗のある金融機関で申し込みたい!

というのも一つの選択肢です。

これに対して企業型DCは、自分の好きな商品を購入できません。

例えばオルカンを買いたい!と思っても、企業型DCにオルカンはありません。

企業型DCの商品の特徴として

  • 商品は企業型DC用の商品
  • 商品ラインナップは企業型DCを導入している企業が決める

つまりイデコとはそもそも取り扱う商品が違ううえ、何百もある商品の中から会社が選んだ20~30くらいの商品ラインナップの中から商品を選ばないといけないのが、企業型DCです。

つまりネットで検索してみて、eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)を買いたい!と思ってもないんですね。

そしてネットでは、「さにー株式会社にお勤めの方限定!企業型DCお薦め商品ランキング!」なんてものはありませんので、自分で商品を選ばないといけません。

ただ、運用手法自体はイデコも積立NISAも企業型DCも同じです。

手数料の安い全世界株式、もしくは米国株式を買う!

これにつきます。

なぜ全世界株式や米国株式なの?

という方はこちらをご覧ください。

shock「初心者むけ」米国株暴落?FPが教える相場下落時にとるべき行動!

2.規約によってはイデコより拠出金額が少なくなる

企業型DCの掛金は、企業が従業員の為に拠出する金額と、従業員が自ら拠出するマッチング拠出の2つあります。

企業が拠出する金額

企業が拠出できる金額は法律で決まっています。

企業型DCだけ導入しているか、他の年金制度も導入しているかです。

他の年金制度とはDB(確定給付年金)や厚生年金基金のことですが、何言ってるか分らん!となると思いますので詳しい話は省きます。

要は会社毎に、企業型DCで従業員に拠出できる金額が違うということです。

そしてその拠出金額は

1.企業型DCのみ採用している企業は月額55,000円が上限

2.企業型DC以外にも年金制度がある企業は月額27,500円が上限

となります。

ただ、毎月27,500も従業員に拠出している企業なんてほとんどないと思います。

マッチング拠出

マッチング拠出とは、会社の掛け金に上乗せして従業員自らが拠出できる金額でしたね。

拠出した金額は所得控除の対象になります。

こちらもいくらでもOKというわけではなく、2つのルールが決まっています。

ルール1 企業の拠出+マッチング拠出には上限がある

先ほどの、企業が拠出する金額の中に

1.企業型DCのみ採用している企業は月額55,000円が上限

2.企業型DC以外にも年金制度がある企業は月額27,500円が上限

というルールがありました。

これは、企業の拠出金額+マッチング拠出の金額の上限になります。

例えば2の場合

企業が20,000円払っていればマッチング拠出は最大でも7,500円になります。

ルール2 マッチング拠出の上限は企業の拠出金額まで

例えば2の場合

企業の拠出金額が10,000円の場合、マッチング拠出で17,500円拠出できるか?

答えはNOです。

マッチング拠出の上限は企業の拠出金額までなので、10,000円までとなります。

イデコの拠出額

イデコの拠出額は職業によって変わりますが、現在は12,000円~68,000円になります。

職業上限金額
公務員月額12,000円(年間144,000円)
会社員(勤務先で確定給付企業年金に加入)月額12,000円(年間144,000円)
会社員(勤務先で企業型DCにのみ加入)月額20,000円(年間240,000円)
会社員(勤務先に企業年金がない)月額23,000円(年間276,000円)
専業主婦(夫)月額23,000円(年間276,000円)
自営業月額68,000円(年間816,000円)
※確定給付企業年金と企業型DCの両方に加入している場合は月額12,000円が上限。

所得控除の恩恵を受けようとした場合、できるだけマッチング拠出の金額を増やしたいところです。

ですが企業型DCは会社の拠出金額がマッチング拠出の上限になるので、イデコと比べると拠出金額が少なくなる可能性があります。

3.会社を辞めた時は次の会社への移管手続きやイデコへのシフトが必要になる

イデコも企業型DCも60歳までは受け取ることができません。

60歳までに今の会社を辞めた場合は、移管の手続きが必要になります。

転職する場合は次の会社の制度に乗せることに、次の会社に制度がない場合や自営業者になる場合はイデコへの移管手続きが必要です。

この時注意したいことは、運用商品を一度現金化しなければいけないということです。

仮に利益が出ている場合はいいですが、損をしている場合は一度損を確定することとなります。

また、長期・積立・分散投資のメリットである、時間の分散というメリットも手放すこととなります。

買いなおそうとしても、スポットでの購入となります。

長期・積立・分散投資の結果

では、実際に企業型DCで運用60歳まで積立した場合どれくらい資産が増えいてるのでしょうか?

大学卒業の22歳から60歳までの運用結果を計算しました。

運用利回り5%の場合

企業掛金マッチング拠出合計掛金元金60歳で受取れる金額
5,000円5,000円10,000円456万円1,341万円
10,000円10,000円20,000円912万円2,683万円

運用利回り7%の場合

企業掛金マッチング拠出合計掛金元金60歳で受取れる金額
5,000円5,000円10,000円456万円2,202万円
10,000円10,000円20,000円912万円4,400万円

やはり長期・積立・分散投資のイデコの運用結果は素晴らしいですね。

そして企業型DCのマッチング拠出は所得控除の対象になります。

仮に所得税10%、住民税10%支払っているとすると

毎月5,000円×12カ月×38年×20%=456,000円(年間12,000円)

毎月10,000円×12カ月×38年×20%=912,000円(年間24,000円)

これだけの金額が年末調整で戻ってきます。

年間20%の利回り商品なんてありません。

あったとしても詐欺商品です。

やはり企業型DCのマッチング拠出は加入すべき。

そしてできるだけ早く加入すべきですね。

まとめ

企業型DCとイデコの制度の違いや、メリットやデメリットについてはご理解いただけましたか?

ちなみにさにーは企業型DCでマッチング拠出をしています。

若手社員時代から加入しているので、かれこれ10年選手です。

最近の株価下落を受け値下がりしているかもと覗いてみましたが、年初来利回りは4.5%を維持してくれていました。

コロナショックも味わっていますが、昨年の株式市場の好調の恩恵を受けています。

長期・積立・分散運用の恩恵です。

積立投資に関しては始める時期を選ぶ必要がありません。

強いて言えばです。

早く始めるに越したことはありませんので、イデコもマッチング拠出もまだという方は、すぐに始めましょう。

今日はここまで!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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